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カード決済端末とは?CAT端末・mPOSの違いと選び方【2026年版】

導入ガイド決済の基礎知識9分で読める

カード決済端末とは?CAT端末・mPOSの違いと選び方【2026年版】

カード決済端末とは?CAT端末・mPOSの違いと選び方【2026年版】

「店舗にカード決済を入れたいが、あの読み取り機は何と呼ぶのだろう」

「据置型とタブレット型、どちらを選べばいいのか分からない」

「端末代は買い取りなのか、レンタルなのか」

実店舗でキャッシュレス決済を始めるとき、必ず決めなければならないのが決済端末です。ところが調べ始めると「CAT端末」「mPOS」「据置型」「ハンディ」といった言葉が並び、どれが自分の店に合うのか判断しにくくなります。

端末の選び方は、あとから変更するとコストと手間がかかります。設置場所・回線・レジとの関係を先に整理しておけば、迷わず決められます。

この記事では、決済端末の種類と呼び名の整理から、選ぶときに見るべき5つの視点、費用の考え方、導入の流れまでを順を追って解説します。

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【結論】決済端末は「置き方」で4種類に分かれる

決済端末は置き方で4種類に分かれる。①据置型(CAT端末)は会計場所が決まっている店向け ②ポータブル型は店内を持ち運べる ③mPOSはスマホに小型リーダーを接続し小さく始めやすい ④POSレジ一体型は売上データと決済がつながる。まず「どこで会計するか」から決める

結論から言えば、決済端末の分類は難しく考える必要がありません。「どこに置いて、どう使うか」で4種類に分かれるだけです。

呼び名が多いのは、機能の違いではなく形と設置方法の違いを指しているからです。まず全体像を押さえておけば、あとの判断が楽になります。

①据置型(CAT端末):レジ横に固定して使う

レジのそばに据え置いて使うタイプです。電話回線やインターネット回線につないで使い、長年もっとも普及してきた形です。

「CAT端末」という呼び名は、この据置型を指して使われることが多い言葉です。Credit Authorization Terminal(信用照会端末)の略で、カード会社に決済の可否を問い合わせる装置という意味です。

会計場所が決まっている店に向いています。物理的に固定されるため、席で会計したい業態には合いません。

②ポータブル型:店内を持ち運べる

充電式で、無線通信を使って店内を移動できるタイプです。テーブル会計をする飲食店や、施術後にその場で精算する店で使われます。

据置型と同じ操作感のまま持ち運べるのが利点です。一方で充電の管理が必要になり、電波が届きにくい場所では通信が不安定になることがあります。

③mPOS(モバイル決済端末):スマホ・タブレットにつなぐ

手持ちのスマートフォンやタブレットに、小型のカードリーダーを接続して使うタイプです。mPOSは「mobile POS」の略で、モバイル端末をレジとして使う仕組みを指します。

端末そのものが小さく、初期費用を抑えやすいのが特長です。イベント出店や訪問サービス、小規模店の立ち上げ時に選ばれることが多い形です。

ただしスマホ側のアプリやOSの更新に影響を受けます。会計の頻度が高い店では、専用機のほうが安定する場合もあります。

④POSレジ一体型:レジそのものに決済機能が入っている

タブレットPOSレジなどに決済機能が組み込まれているタイプです。売上データと決済が同じ画面でつながるため、締め作業や売上集計の手間が減ります。

レジと決済を別々に導入すると、金額の打ち直しや二重入力が発生しがちです。そこを一本化できるのが最大の利点です。

POSレジ自体の役割については、POSとは何かを解説した記事で整理しています。

「CAT端末」「mPOS」という言葉の整理

用語が混乱しやすいのは、それぞれが違う軸の言葉だからです。ここを整理しておくと、比較資料を読むときに迷いません。

CAT端末は「昔からある据置型」を指す通称

厳密には信用照会をおこなう端末全般を指す言葉ですが、実務では据置型の専用機を指して使われます。カタログで「CAT端末」と書かれていれば、まずレジ横に置く固定型だと考えて差し支えありません。

mPOSは「形」ではなく「仕組み」の呼び名

mPOSはスマホやタブレットをレジとして使う考え方を指します。そのため「小型のカードリーダー」だけでなく、スマホ側のアプリまで含めた全体を指す言葉です。

決済端末とPOSレジは役割が違う

ここが最も混同されやすい点です。決済端末は「お金を受け取る装置」、POSレジは「売った内容を記録する装置」です。役割が違うため、両方が必要になります。

一体型を選べば1台で済み、別々に選べば組み合わせの自由度が上がります。どちらが良いかは、売上管理をどこまで作り込みたいかで決まります。

端末を選ぶときに見る5つの視点

端末を選ぶ前に決める5つのこと。①会計する場所は固定か移動するか(ここが最初の分岐)②受けたい決済手段は何か ③回線は有線LAN・Wi-Fi・モバイルのどれか ④レジや会計ソフトとつなぐか ⑤将来、店舗や決済手段を増やすか

カタログの機能一覧を眺めるより、次の5点を自分の店に当てはめるほうが早く決まります。

視点1:会計する場所は固定か、移動するか

レジ前だけで会計するなら据置型、席や施術スペースで会計するならポータブル型かmPOSになります。ここが最初の分岐です。

視点2:対応させたい決済手段は何か

クレジットカードだけでなく、電子マネーやQRコード決済も受けたいのかを決めます。受けたい手段が多いほど、対応範囲の広い端末が必要です。

店舗で扱う決済手段の整理は、キャッシュレス決済の種類を解説した記事が参考になります。

視点3:回線はどうするか

有線LAN・Wi-Fi・モバイル回線のどれを使うかで、置ける場所が変わります。通信が不安定な立地では、複数の通信手段に対応した端末を選ぶと安心です。

通信が途切れたときの備えについては、後述の「通信障害への備え」でも触れます。

視点4:レジや会計ソフトとつなぐ必要があるか

売上データを自動で取り込みたいなら、一体型か連携できる端末を選びます。手入力でも回る規模なら、単独の決済端末で十分です。

視点5:将来、店舗数や決済手段を増やす予定があるか

増やす予定があるなら、あとから追加しやすい構成にしておくと無駄が出ません。1店舗目の都合だけで決めると、2店舗目で作り直しになることがあります。

費用は3つに分けて考える

決済端末の費用は3つに分けて総額で比べる。①端末の代金(買い取り/レンタル)②毎月かかる費用(台数が増えると比例して増える)③決済ごとにかかる費用。この3つを合わせた1か月あたりの総額で比較する

端末の費用は「端末代」だけを見ても比較になりません。次の3つに分けると、総額の見通しが立ちます。

①端末の代金(買い取り/レンタル/無償提供)

買い取りは初期にまとまった支出が出ますが、長く使えば負担が軽くなります。レンタルは初期を抑えられる一方、使う期間が長いほど総額は増えます。

条件次第で端末を無償で提供する形もあります。ただし他の条件と組み合わせて示されることが多いため、端末代だけを取り出して比べないことが大切です。

②毎月かかる費用

月額の利用料や通信費が発生する場合があります。台数が増えると比例して増える部分なので、多店舗展開を考えるなら特に確認しておきたい項目です。

③決済ごとにかかる費用

決済が発生するたびにかかる費用です。決済手段ごとに条件が異なるのが一般的です。考え方はクレジットカード決済の手数料を解説した記事で整理しています。

比較するときは、①②③を合わせた「1か月あたりの総額」で見ると判断を誤りにくくなります。売上規模によって、どの項目が効いてくるかが変わります。

導入の流れと、稼働までの期間

決済端末の導入5ステップ。①決済手段と端末を決める ②申し込みと加盟店審査 ③端末の設置と設定 ④テスト決済で確認 ⑤稼働・初回入金の確認。②の加盟店審査がいちばん時間のかかる工程

端末を選んだあとの流れは、決済代行会社を通す場合はおおむね共通です。

ステップ1:受けたい決済手段と端末を決める

前述の5つの視点で絞り込みます。この段階で店舗のレイアウトと回線も確認しておくと、あとで手戻りがありません。

ステップ2:申し込みと加盟店審査

申込書と必要書類を提出し、審査を受けます。ここが最も時間がかかる工程です。書類の不足があるとやり直しになるため、最初の提出の精度を上げるのが近道です。

審査で何を見られるのかは、加盟店審査の通過率を上げるポイントを解説した記事で詳しく扱っています。

ステップ3:端末の設置と設定

端末が届いたら、回線につないで設定します。据置型は設置場所の電源と回線を、mPOSはスマホ側のアプリの準備が必要です。

ステップ4:テスト決済で確認する

本番前に、実際に決済が通るかを確認します。レシートの印字や取消の操作もこの段階で試しておくと、営業中に困りません。

ステップ5:稼働と初回入金の確認

運用を開始したら、最初の入金が想定どおりに入るかを確認します。入金の周期は契約内容によって異なるため、資金計画に関わる部分です。

期間の目安は、申込から稼働までおおむね数週間から1か月半程度をみておくと安心です。開店日が決まっている場合は、逆算して早めに動き始めることをおすすめします。

導入後につまずきやすいポイント

端末が届いてからよく出てくる相談を、あらかじめ押さえておきましょう。

通信が途切れたときにどうするか

決済端末は通信して初めて成立します。回線が不安定な立地では、予備の通信手段を用意しておくと営業を止めずに済みます。

通信手段を1つに頼り切らない、というのが基本の考え方です。モバイル回線に切り替えられる端末を選んでおくのも有効です。

取消・返金の操作を先に覚えておく

金額を打ち間違えた、お客様が商品を返品したといった場面は必ず起きます。取消の操作は端末ごとに違うため、営業前に一度は試しておくことをおすすめします。

売上の確定前と確定後で扱いが変わる点にも注意が必要です。仕組みの背景はオーソリゼーションを解説した記事で理解できます。

スタッフ全員が操作できる状態にする

操作できる人が1人しかいないと、その人の不在時に会計が止まります。基本操作と取消手順は、紙1枚にまとめてレジに置いておくのが確実です。

よくある質問

CAT端末とmPOSは、どちらが優れているのですか?

優劣ではなく、向いている場面が違います。会計場所が固定で件数が多い店は据置型、移動や小規模・立ち上げ期はmPOSが向いています。

1台で複数の決済手段に対応できますか?

対応できる端末が一般的です。ただし受けられる手段は契約内容と端末の仕様で決まるため、必要な手段を先に決めて確認するのが確実です。

端末は買い取りとレンタル、どちらがよいですか?

使う期間の見通しで変わります。長く使う前提なら買い取り、試験的に始めたい・短期の出店なら初期を抑えられる形が向いています。総額で比べてください。

POSレジがあれば、決済端末は不要ですか?

不要にはなりません。POSレジは売った内容を記録する装置で、カードの決済処理そのものは決済端末(または決済機能を内蔵したPOS)が担います。

まとめ:端末は「会計する場所」から決めると迷わない

決済端末の選択は、機能一覧の比較から入ると決められなくなります。まずどこで会計するかを決め、次に受けたい決済手段・回線・レジとの連携を確認する、という順序が最短です。

費用は端末代だけでなく、毎月の費用と決済ごとの費用を合わせた総額で比べてください。そして最も時間がかかるのは加盟店審査なので、開店日から逆算して早めに着手することをおすすめします。

どの端末が自社に合うか判断しにくい場合は、店舗の形態と受けたい決済手段を整理したうえで相談すると、話が早く進みます。

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